天川村が天国だった話

そこには川が 流れていた

   うつくしい…

エメラルドグリーンに透かされながらキラキラ光ってせせらぐ音はシャラシャラと涼やかで…

ああ、見たままを表現しようと思うだけなのに言葉にすると何故こんなにも軽いんだろう


   もどかしい…

しかし自分の語彙力や言語の限界を感じさせるものはいつだって本物の体験だということがある、少なくとも自分にとっては、そうだ

って、話が逸れたけど

今はとにかく川、川なんだ

眩い陽射しの暑い日、その川面は衝撃的なきらめきを惜しげもなくこれでもかと放ってわたしの全細胞たちが震えるようだった

それは都会暮らしでいくらか鈍り気味になっているわたしの感性を揺さぶり起こすみたいで、リアルに心臓がどきどきと高鳴る

季節は夏、川遊びを楽しむ家族連れなどで川辺もとても賑わっている

その光景をなんとなく眺めているとふと、この川が別のとある場所を彷彿とさせることに気づく

ん?どこだっけ…この感じ…気配を辿る…


そうか、あそこだ…

   —-五十鈴川—-


伊勢神宮でお参りする際に御手洗場とされている、手先をちょっと清めさせてもらえるあの、神聖な、川、と呼んでいいのか悩むような場所


どこまでも静謐(せいひつ)で神域とこの次元が重なってるみたいなところ…


そんな立ち入ることの出来ない神域と、川遊びの人々で賑やかしいこの川がどこか似ていたのだ

まるで静と生、読みは同じでも全く正反対の環境の中、あの神秘的な雰囲気を共有しているように感じるのがとても不思議だなぁ、とその時わたしは思った

…と、そんな神秘的なうつくしい川の体験を回想していて今更に気付いた

この川のすぐそこの天河さん(天河大弁財天社)にも“五十鈴“があるじゃないか、と

※ 五十鈴(いすず)…ここでいう五十鈴とは天河大財天社に古くから伝わる、三つの鈴が合わさった独自の神器 それぞれ

・いくむすび(生魂)新しく生まれる
・たるむすび(足魂)満ち足りる
・たまつめむすび(玉留魂)とどめて維持する

というエネルギーを表すといわれる

じゃあここがわたしに五十鈴川を想起させたあの感じはあながち不思議でもなかったのかもしれない、のかどうなのか??

わたしはそのあたりまったくの無知なので調べてみると

〝天河神社の古い伝承では、この鈴の響きは伊勢の五十鈴川のせせらぎと共鳴すると言われている〟

とそんな話もあるそうなのだ

なのでここまで読んで少しでも興味が湧いた方がいたら、この天川村とお伊勢さんに行って実際にその場所を感じて見るのもいいんじゃないかと思う

だって人間のからだの60%くらいは水なのだから川に共鳴するようにわたしたちにも五十鈴のエネルギーが共鳴するかもだし、そしたら新しいエネルギー満ち満ちになるってことになりますしね、良き良き

最後に、

天川村に流れるこのうつくしい川の名は 「天の川(てんのかわ)」

その名に違わずまるで天国のような場所でした

天川村に泊まる

天川村に泊まる

P.S.天川村で地震がありましたね、この美しい場所が永遠に平穏でありますようにお祈りします

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